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ほとけさまのお話

2020/04/05 ほとけさまのまなざし

春と言えば桜。ひかり幼稚園の桜も入園式を前に満開です。
桜は何科の植物かご存知でしょうか。実はバラ科なんだそうです。桜と薔薇なんてまったく別の花だと思っていましたが実は同じ科の植物なんですね。

私たちは「あの人は優しい人だ。」「あの人は自分勝手な人だ。」と私の思いで人を区別して見ています。もしかしたらそんな偏ったまなざしが、誰かを傷つけているのかもしれません。

ほとけ様は平等のお慈悲のまなざしで私たちをご覧くださっています。それは「あなたは~さんに比べて優れていますね。」というまなざしではなく、ひとりひとりを「あなたもほとけとなるかけがえのないいのちだよ」とご覧になられるのでした。

好きな人、嫌いな人。きれいな桜、とげのある薔薇。私は勝手に区別します。しかしほとけ様が大切だとご覧になるいのちと聞かせていただくと、「どちらもきれいに咲いてるんですね。」と、どちらの美しさ・尊さにも気づかせてもらえる心が私に芽生えてくるのかもしれません。
                                      

       副園長

 

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