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ほとけさまのお話

2021/01/21 白い象 マヒラームカ

ある国の王様に飼われているマヒラームカという白い象がいました。マヒラームカは行儀の良い象だったそうですが、ある日突然あばれだして象使いを殺してしまいます。王様は不思議に思い調べると、その象の家は泥棒たちの隠れ家になっていました。そこでは毎晩泥棒たちが盗みや泥棒の話をしていました。その事を知り王様は「それが原因でマヒラームカの心がすさんでしまったに違いない」と、泥棒たちを追い出しました。そしてマヒラームカの家にお坊さんを集めて、あらゆるものを救う仏さまのお話しをさせました。するとマヒラームカは様子が変わり、今までよりも素直な心の優しい象になったのでした。

仏さまの教えは難しい言葉がたくさん出てきますから、こども達にはわからないことばかりだと思います。しかし、人間の言葉にこもっているこころがマヒラームカを変えていったように、きっとこども達にも仏さまの優しいこころは伝わっていくのでしょう。

副園長

 

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