ほとけさまのお話
2023/07/02 和のこころ
料理家の土井善晴さんは和食の和えるという調理法について
和えると混ぜるは違う。混ぜるというのは全部を均一にしてしまう。そして混ぜすぎると素材を傷つけてしまう。和えるというのは混ぜ切らないからこそむらがあって美しいし、それぞれの素材の味が活きていくんです。
と話されていました。この和えるの「和」のこころは仏教では大切にされています。聖徳太子は「和を以て貴しとなす」といわれました。ひとりひとりの違いを認め合い、一色に染め上げようとせずお互いを尊重し合っていく。そんな「和」のこころが社会で生きていく上で大切なことなのでしょう。
副園長