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ほとけさまのお話

2025/05/08 チューラパンタカのお話

むかしむかし、お釈迦さまの弟子の中に、チューラパンタカという、とっても物覚えの悪い男の子がいました。いくら教えてもらっても、簡単な言葉さえすぐに忘れてしまうので、お兄さんにも呆れられて、お釈迦様の弟子の仲間を追い出されそうになりました。

悲しくて泣いているチューラパンタカに、お釈迦さまは一本の箒を渡しました。「この箒でひたすら掃除をしなさい。その時に<塵を掃おう、垢を取り除こう>と唱えなさい」と優しく言いました。

チューラパンタカは、言われた通りに掃除をしました。すると、その言葉の通りに自らの心の中の迷いや曇りも、だんだんと掃われていくようでした。やがて、チューラパンタカは、その一つの行いだけで、悟りを開いていったのでした。

 

仏さまは何かの条件をつけて人を仲間外れにすることはありません。むしろ、どんな人にも真正面から向き合い、その人にしか歩めないかけがえのない人生へ導いて下さるのです。

副園長

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